住む場所と部屋にお金を使う

人生が楽しくなるか、充実するか、

そのカギは「どのような場所で、どのような家に住むか」が握っている。


住む場所が、人をつくる。


あなたの住居は「会社外のパラダイス」を彩る舞台の1つである。


自宅にいる時間もバカにできない。


なぜ住む場所や部屋と人間づくりが深く関係するのか。


それは、知らず知らずのうちに、「人間」のセルフィメージが

「住む場所の雰囲気」へと同化していくからである。


街の景観、建物の景観、毎日眺める他人からも、

「街」のイメージ、「家」のイメージで見られる。


そして、見られた方向のイメージに、人は変わっていく。


住む部屋は、心をつくる。


性格に影響し、センスにまでも影響する。


「住めば都」、そんなことわざもある。


それは、別の角度から解釈すれば、

住んでいる場所や部屋に人はかなりの影響を受けて、

同化していくことを意味する。


住む地域、家の外観、内装を雑に決めてしまえば、

人生の質も落ちてしまう。


自分が日常を過ごす家や部屋は、

あなたにとって自分をつくる大切な「アナザーパラダイス」である。


自分時間を思いっきり楽しむキングダムなのだ。


だから、住む場所や部屋には絶対に妥協してはいけない。


もし毎日が憂鬱で生きる気力も湧かないのであれば、

あなたの住む場所が原因となっている可能性も高い。


そういうときは、心が躍る別の場所に思いきって引っ越してしまうのも

得策の1つである。



もし今、余剰金があるのなら思いきって引っ越しをしてみることを

おすすめしたい。


ある人は、海辺に家族ごと引っ越し1時間かけて東京の職場に通っている。


その人にとって、家に帰ること自体が「アナザーパラダイス」なのである。


ストレスが吹き飛びリフレッシュすることができる。

休日は、波乗りに釣り、クルージングを楽しんでいる。


都心からリゾート地に移ることで、

今までの2倍の広さの家に住むことができた。


あるいは、逆に繁華街に移り住むというパターンもある。


夜遊びが好きでクラブ好き、合コン好き、パーティー好きな20代の独身男性は、

あえて繁華街に移り住んだ。


神奈川県の住宅街から、職場と遊び場に近い「東京都港区六本木」に引っ越した。


部屋は狭くなったが、ロスタイムがなくなり、

彼にとっての「アナザーパラダイス」である夜遊びを楽しむことができている。


彼は、そこで本当の自分づくりに没頭し、3年後、六本木の外れに

小さなハーを出すことになった。


もちろん、会社に行きながらである。


諸事情により、なかなか引っ越しが難しいのであれば、

仲間と1人1万円程度の資金を出し合って、理想の場所にある部屋を賃貸する手もある。


その部屋を貸りるために出資した仲間同士の憩いの場にすればいい。


いくらでも方法はある。


ここで重要なのは、住む場所に答えがあるのではないということだ。


仕事やまわりの目を気にせずに、自分の心が躍ること、衝動にしたがって

住む場所を選んでいるということだ。


このように、住む場所が「本当の自分」をつくり、育て、目指す人生に近づくための

「加速装置」になることがある。


自分らしい人生をつくり、生きることを、楽しむ人生をつくりたい人にとって、

住処はとても重要な要素となることを忘れてはならない。


あなたが今住んでいるところは、

自分の人生を楽しむためのアナザーパラダイスになっているだろうか。


もしそうでなければ、どんなライフスタイルでどんなところに住みたいか。


今一度、考えてみるといい。


きっとワクワクしてくるはずだ。




*1分で感動から転載


たきがみ博士
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  旬(ときめき)亭

  亭主 たきがみ博士