失敗を経験しないで、成功した人を見たことがない。

人見知りじゃない、お笑い芸人を見たことがない。

心の闇に飲まれたことがない、心理カウンセラーを見たことがない。

子ども心を失った、クリエイティブな大人を見たことがない。

ネガティブな経験をしたことがない、ポジティブな人を見たことがない。

依存したことがない、自立した人を見たことがない。

 

失敗するから、失敗しない方法がわかるし、

人見知りだから、空気が読めるのだし、

心の闇を知っているから、相手の闇が理解できるし、

子供心を持ってるから、創造的な大人になれる。

 

だから 自立とは、まったく依存しなくなることではなく、

自分が依存していることを自覚し、そのことに感謝できるようになること。

 

依存を排除して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしまう。

 

そもそも人間は、誰か(何か)に依存せずに、生きてゆくことなどできないのだから。

 

「善 - 悪」、「強 - 弱」、「依存 - 自立」、「光 - 闇」、「+ - -」、「出会い - 別れ」、…

それらは別々のものではなく、すべてワンセットであり、互いに支えあっている。

 

光が美しく輝くことを、支えているのは「闇」であり、

光が存在できるのは、闇がそこに在るから。

 

 

凍える寒さを経験した人は、日差しの暖かさを知っていて、

 

病気を経験した人は、健康への感謝を知っていて、

 

飢えを経験した人は、一膳のご飯の美味しさを知っていて、

 

一人を経験した人は、絆の大切さを知っていて、

 

不幸を経験した人は、幸せの有り難み をよく知っている。

 

 

*幸せはいつも「今」ここにあるから転載

 

たきがみ博士
たきがみ博士

  旬(ときめき)亭

  亭主 たきがみ博士