一瞬も一生も美しく

世の中には100歳まで生きるんだ、と目標を立てる人もいる。 

 

時間の長さに軸をおいた人生の過ごし方は、ムリがある。 

 

長く生きること、永遠に生きることに関心が向いているが、時間という枠をはずすと、何が残るのか。 

 

一瞬も一生も実は変わらない。 

 

人生の過ごし方を考える時に、時間という枠組みを主体とするのは無意味。 

 

 

美しさは、 この世に生を受けた瞬間に完成している。 

 

 

どれだけ生きた、こんなことをしたというよりも、

あるがままの自分を見せびらかせて、すなおな日々を過ごす、そしていつの間にか人生は終わっていた、そんな感じが自然でいい。 

 

 

今日の一瞬の美しさが、そのまま積み重なって一生となる。 

 

どのように死ぬか、生きてきたように死ぬる、「ありがとう」の積分の延長に死がある。 

 

 

そして、生が終わったら、新たなステージへの旅立ち、来世が待っている。

 

 

 

たきがみ博士
たきがみ博士

  旬(ときめき)亭

  亭主 たきがみ博士